スイスの朝食/ホテルの朝食/喜多俊之 [旅/ホテル]
チューリヒで泊まったホテルからの眺め。朝、窓を開けるとぴりぴりするほど冷たい空気が部屋に入り込む。市街からは少々離れていたが、その分とても静かで快適だった。それでも中央駅からトラムで数分、徒歩で10分ほど。
http://www.minotel.com/minotelPublic/main/basicHotelInfo.asp?hotelCode=CH224
スイスのホテルと言えば忘れてはいけないのが「朝食」。
なぜ「朝食」かというと、堀井和子さんの「小さな家とスイスの朝食」を読んだことがあるから。本に影響されやすいのだ。
チューリヒ/Frédéric Dedelley/アトリエワン [旅/ホテル]
シュツットガルトから鉄道で約3時間。スイスのチューリヒに着いた(3日前だけど)。
到着した土曜日の夜、チューリヒ在住のプロダクトデザイナーのFrédéric Dedelleyの家を訪ねた。
実は彼の名字を何とカタカナ表記したら良いのか分からない。ぼくはフレデリック・デデレィーと書いていたが、ウェブ上ではデドリー、ドドレー、デッドリーと、いろんな読み方で紹介している人がいる(ここではデデレィーのまま)。彼から自宅のパーティーのお誘いをいただき、気軽なホームパーティーのつもりで出かけたら、いきいなりシャンパングラスを手渡され、部屋にはディナー用にちゃんとテーブルがセッティングされていた。
旅する自由/阿部雅世さん/香り [旅/ホテル]
タイの漫画家、アニメ作家、ミュージシャンのウィスット・ポンニットの本を改めて紹介。よしもとばななさんが帯にこんなことを書いている。
「タムくんのマンガを読むとき、”私は何回でも飽きずに眺め、何回でもオイオイ泣いてしまう。あたりまえの人生のいろいろがあるだけなのに、どうしてだろう。」
どれもおそらく誰もがどこかで経験してきた記憶だと思うのだが、そんな半ば忘れ去られたような思い出に、きっと大切なことがたくさん詰まっているのだ。広大な世界観を表現するアートも素晴らしいけど、もっと小さな、自分の生きてきた記憶と場所の中でかすかに響き合うような、ささやかな表現に心が惹かれるのはなぜだろう。ひとりで静かに読みたい、ホントに心に染みる良い本です。
逗子なぎさホテル/小津安二郎監督 [旅/ホテル]
秋空の色は世界中どこも同じなのだろうか。
こういう空を見ると、以前、神奈川県逗子市にあった「逗子なぎさホテル」のことを思い出す。ぼくは大学3年の秋に、このホテルに一晩だけ泊まったことがある。当時は「ホテル」を楽しむ余裕なんてなくて、駅からの途中、小僧寿司か何かで寿司の詰め合わせを買って、食事も部屋で自前で済ませていた。シーズンオフということもあり人の気配はほとんどなかった。ホテルの中を少しだけ探検したけど、そんなに大きい建物ではないのですぐに一回りしてしまい、あとはほとんど部屋の中で過ごした。西洋風のバスルームの金具やドアノブが金色の真鍮製で、それだけで特別な場所に来た気分になったのだ。
パリ/ラクロワ/ベルリン/ホテルQ! [旅/ホテル]
パリのホテル。ラクロワが監修したらしい。
8月はほとんど旅行でスタジオを留守にしていた。
ガールフレンドが8月末で帰国するので、その前にできるだけいろんな都市に行こうと思ったからだ。パリ、ナンシー、ベルリン、ストラスブール、カルフ……クルマでの日帰り旅行もある。ストラスブールとカルフは、毎度お世話になっている久爾子さんとウォルフガングさんご夫妻に連れていっていただいた。アルザスの小さな町にも出かけた。
パリは前回の旅行ではホテルで大失敗したので、今回はいつもより慎重に選ぶ。どうせ泊まるなら土産話になるホテルが良いと思い、予算は少しオーバーするけど、今春オープンしたばかりの「Hotel du Petit Moulin」を予約した。
北マレにあったパリ最古のパン屋を改装した17室のプチィホテル。クリスチャン・ラクロワがデザイン監修というのがウリだ。雑誌「GQ」のウェブサイトでは「看板が出ていない知る人ぞ知る隠れ家ホテル」と書いてあったけど、看板はちゃんとある。