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東京/ミラノ/サーキット/森 [旅/ホテル]


この夏、アルザスの小さな町で出会った秋田犬。

ミラノのドゥオモを見て森に似ていると思った。

3日前、ガールフレンドを見送りにフランクフルトの空港に出かけ、翌日はソリチュードの森を抜けてもう一つのお城まで散歩して、その次の朝はシュツットガルト国際空港のターミナル3にいた。4月に買った航空券の片道分が残っていて、使用期限が迫っていたのでそれを使ってまたミラノに向かうためだ。
シュツットガルト・ミラノ間は飛行機を使うとわずか50分ほど。座席が3列しかないアリタリアの小さなジェット機でスイスアルプス上空を南下する。わずか数分のフライトなのに簡単なランチも出た。ミラノは日射しが真夏のようで、ドイツに比べるとずいぶんと蒸し暑い。イタリアには夏が残っていた。

フランクフルトの空港では、ガールフレンドが乗った飛行機が離陸するまで、何となく空港から離れることができなくて、カフェでビールを飲みながらいろいろ考え事をしていた。やがて搭乗予定を知らせるボードから彼女の便名が消えて、空港を出て、シュツットガルトに戻る前に、電車で10分ほどのフランクフルト市街に立ち寄ることにした。

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ミラノ・ダネーゼ財団の追悼写真展に出かける [旅/ホテル]

7月終わりの日曜日にガールフレンドと列車でミラノに行った。国際特急チザルピーノCISALPINO(デザインはジョルジェット・ジウジアーロ Giorgetto Giugiaro)はチューリヒを経て、スイスの風光明媚な山岳湖水地帯の谷間を縫って南に走る。

そして、イタリア国境を越え、コモ湖を左に見ながらミラノに至る約6時間の旅。ミラノでのぼくの目的はフォンダッチオーネ・ジャクリーン・ボドー・エ・ブルーノ・ダネーゼ Fondazione J. Vodoz e B. Danese(以下ダネーゼ財団)で行われている、写真家ジャクリーン・ヴォドー Jacqueline Vodozの追悼展「SPOKEN PHOTOGRAPHY, objects and persons photographs by Jacqueline Vodoz」を観ることだった。

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JR西日本の事故/パリ/ブルダ美術館 [旅/ホテル]

パリからの帰路、パリ東駅からミュンヘン行きの特急に乗ったのですが、出発5分前になってもプラットフォームの掲示が出ない。それで掲示板の前でこの混雑。既に発車時間を過ぎて、やっと発車フォームが表示されみんな重い荷物を抱えて急ぐのだけど、やたら車両編成が長くて行けども行けども自分が目指す車両には到達せず、かなり焦りました。

日本の電車は1分30秒の遅れを取り戻すために(それが原因ではないのかも知れませんが)、若い車掌が大変な事故を起きてしまい、フランスと日本の電車の「定刻」の捉え方の違いが浮き彫りにされた感じがします。ドイツでも、電車はたいてい遅れるもので、程度にもよるけど、ぼくもそれは仕方ないと思うようになった。

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ポンピドゥー・センター/福田里香さん/プチココさん [旅/ホテル]

パリの名所と言えば、かつてはエッフェル塔か凱旋門、またはノートルダム寺院でしたが、今やパリでいちばんの集客力を誇るのは「ジョルジュ・ポンピドゥー国立美術文化センター Centre National d'Art et de Culture Georges Pompidou」(1977年)、通称ポンピドゥー・センターのはず。建築設計はレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースRenzo Piano & Richard Rogers。1971年の国際設計コンペで、審査委員長としてピアノ&ロジャース案を選出したのはジャン・プルーヴェJean Prouveでした。アヴァンギャルドなプランは当時賛否両論で(というより否のほうが多かったようで)、遂にはこの案に一等を与えたジャン・プルーヴェへの攻撃も始まり、「建築博士や学位も持っていない者に建築案を審査させるな」というヒステリックな意見まで。事実、プルーヴェは、自らを「コンストリュクトゥール(=施工者、建設者)」と呼ぶ、鉄細工職人からの叩き上げで大学の学位は持っていません。後に、この市井の暴言に胸を痛めたピアノは、プルーヴェに建築の名誉学位を贈ることを提案しますが、プルーヴェは「君の申し出はありがたいが、私を無学な男のままで死なせてほしい」とそれを断り、1984年ナンシーで息を引き取ります。

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パリ日記/自動車爆発/パリの日本食 [旅/ホテル]

このブログは、なぜかバーデンバーデンのホテルで書いている。パリの「DA ROSE」というお店で買った極楽の味がするレーズンチョコを食べながら。パリからの電車がバーデンバーデン駅に停まったので、もう一泊して温泉に入ろうと思い、ぶらり途中下車してしまったのだ。バーデンバーデンでは「BAD-HOTEL ZUM HIRSCH」という三つ星老舗ホテルで部屋を用意してもらった。ちなみにBADは「悪い」という意味ではなくて温泉の意味ですから。「一部屋しか空いていませんが、あいにくすごーく狭い部屋なので一度見てからにしてください」と、レセプションの人に鍵を渡されて部屋を見たけど、パリのホテルよりぜんぜん広いしキレイで清潔。しかも安い。ネットも無線LANで快調、おまけにロビーではコーヒーが無料。部屋のテーブルにはアイロンが利いた真っ白なクロスが掛かっていて、ミニバーやルームサービスも充実、バスルームにはご丁寧に体重計まである。

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