7月。月が変わって気分も変わるかな?

一昨日、札幌の実家からアスパラガスが届く。
アスパラガスを食べるとドイツ、じゃなくて北海道を思い出す。

子どもの頃、小児喘息の転地療法で1年くらいだけど北海道の大滝村という寄る辺ない山村で暮らしたことがあった。村名通り街外れに明媚な滝がある。一昨年、隣接していないのに伊達市と合併して伊達市大滝区になった。当時は小さな村落で、標高が高い寒冷地のためか稲作農家はほとんどなくて、農家はアスパラガスなどの高原野菜を栽培していた。今はどうなんだろう。朝、農道を散歩すると、畑仕事のオジさんから売り物にならない細いホワイトアスパラを貰えることがあった。それを家のストーブで炙ってバター醤油で食べるのが好きだった。穫れたてのホワイトアスパラはスイートコーンの味がした。子どもだったぼくには、この村には楽しい思い出ばかりだ。結局は喘息が酷くなって、ぼくは札幌の病院に一人で入院することになる。あの頃は空気がキレイなところに行けば、喘息は良くなると単純に思われていたんだな。

Kaskade(Ryan Raddon)のStill Still Stillを聴くと、どういうわけかぼくの記憶は一足飛びにこの頃の夏の風景に遡るんだけど、どうしてなのか手がかりがまったくない。しかもStill Still Stillってクリスマスの曲なのにね。メロディが少し小学校唱歌っぽいかも知れない。CascadaじゃなくてKaskadeね。