さっそく伊勢丹新宿本館地下2階のKorresの売り場に行ってきた。ヘアケア、ボディケア、スキンケアはほぼフルラインで入っていた。一人でぼんやり棚を眺めていたら、売り場の女性からサンプルを3種類もいただいた。価格はドイツの百貨店とほとんど変わらない。なんて良心的。既に売り切れのアイテムもある。Korresを知ってる人がKorresを目指して買いに来るみたいだ。そのうちアッパーラインも輸入されるようになるかも知れない。帰りにジュリークやRENのコーナーも覗いたけど、買いやすさでもアイテムの豊富さでもKorresはピカイチだと思った。
10月24日発売の「Esquire日本版」12月号に、溺愛するKorresのプロダクツについてコラムを書いた。この仕事は本当に嬉しかった。
文章の内容のほとんどは、シュツットガルトの有名百貨店でKorresの販売員から聞いた請け売りだ。だから本当は彼に原稿料を払わなければいけない。その時接客してくれたギリシャ人男性(社員?)も、自社製品(Korres)が好きで好きでたまらないという雰囲気だった。そういう気持ちは語学力とか文化とかを超えるんだな。
小さなコラムなので、読み飛ばす人が多いとは思うけど、ぼくとしては納得の仕事。あと、ひょっとすると某誌でオーガニックコスメの連載執筆を担当することになるかも知れない。デザインの記事を書く時以上に、気持ちが盛り上がっているのはなぜだろう。紹介したいブランドやプロダクツはたくさんあるのだが、国内販売されているものに限られるのだろうか(ま、当然だな)。ドイツとイギリスの雑誌のコスメ担当編集者までネットワークを広げていろいろとリサーチしてみようと思う。このジャンルはもう少し勉強します。
以下、「Esquire日本版」12月号のコラム原稿より抜粋。写真入りの完全原稿は「Esquire日本版」12月号でお読みください(スパの記事も書きました)。
心身を調律する植物の力。
ギリシャ生まれのホメオパシーブランドが上陸。
ルフトハンザのファーストクラスの乗客が、機内で提供されるスキンケア・アーティクルの虜になったという噂。あるいは、ロンドンのイートン系デザインホテル「スレッドニードレス」やベルリンのヒップホテル「Q!」のゲストが、チェックアウト前に客室アメニティのラベルを頼りに近隣の百貨店コスメ売り場に走るというエピソード。この二つの逸話の主こそ、ギリシャのホメオパシー薬局で生まれた「コレス ナチュラル プロダクト」。誕生して10年の新参ブランドながら、その品質の素晴らしさは、実際に使った人々の驚きの声と賞賛とともに広がり、今ではヨーロッパの超人気商品に成長している。
コレスのプロダクツは、ミネラルオイルやシリコン、合成ビタミンEを使わず、植物の有効エキス成分中心で製造されている。英国ではベッカム夫妻やドリュー・バリモアが愛用と書くと、セレブリティ御用達の高級オーガニックコスメと思われるかも知れない。しかし、実際の価格は驚くほどリーズナブル。日用品としての買いやすさもコレスの特長の一つなのだ。使った者が誰かに伝えたくなる、ケミカルな違和感がまったくないやわらかな使用感と香り。「コレス ナチュラル プロダクト」は、バスタイムが単に体を清潔にするだけの時間でないことを教えてくれる。あ、いちばん大事なことを忘れていた。嬉しいことに10月14日から日本販売も始まっている。現在、伊勢丹新宿店本館地下2階「BPQC」で販売中。
http://www.korresnaturalproducts.jp(このサイトは11月にスタート)。
なんと11月上旬からザ・コンランショップ東京でも販売が始まるみたいだ(さすがにフルラインは難しくて、たぶんバス関連のみ)。近所で買えるのは嬉しい。
このWeblogではKorresのことばかり書いている。
http://blog.so-net.ne.jp/hashiba-in-stuttgart/2005-10-09
http://blog.so-net.ne.jp/hashiba-in-stuttgart/2006-05-26