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アニヤと顧客中心主義 [買い物/お店]

先日のアニヤ・ハインドマーチのエコバッグ騒動の記事をサンケイビジネスアイの記者がWeblogでレポートしている。

http://takigawam.iza.ne.jp/blog/entry/230611/

コメント欄を読むと実際はお店の不手際もいろいろあったみたいですが、ぼくにはまったく利害関係がないので何とも言えないところ。こちらが問題点をまとめています。
http://nbk-hr.iza.ne.jp/blog/entry/232613

サンケイビジネスアイ記者のWeblogにrug09101314さんという、当事者(消費者側)の方がコメントを寄せていた。とりあえず注目。お店へのクレームとして筋が通っているところもあるかも知れないけど、まったく通っていないところもあるね。これが“市民”の感性なんでしょうかね。ま、当事者以外にはどうでもいい寝言みたいなもんだ。でもさ、いくらなんでも勝手に前日から乗り込んできて、タクシー代とホテル代の保障はできないでしょう。体調崩した人への保障って、並んでる間にアニヤに何か悪いものでも食わされたのか? “自己責任”って四文字熟語を高校球児みたいに帽子の庇にでも書いておけよ。ちなみに「保障が欲しいのではなく、(自分が作った)ルールを破った企業が、どの範囲まで問題を認識しているのかを問うために書いた」のだそうです。

これでは茶化しているだけになってしまうし、クレームの細かなニュアンスも伝わらないと思うので、上のリンク先で熟読してください。当日並んだ他の方のコメントもあります。

しかし、こんな顧客をまともに相手にしなければならないブランド店が哀れ。
やっぱり「ポストモダンマーケティング」に倣って「エコバッグに群がる貧乏人。おまえにはアニヤのバッグを持つ資格はないよ。下品なヤツには売れないって言ってんだよ」くらい高飛車なコメント出さないと、ホンモノの上客は逃げるし、バカはますますつけ上がるんじゃないの。DQN消費者が増えたのはコトラー博士が顧客中心主義とか言って、消費者を甘やかせた結果だろ。そろそろ20世紀のマーケティングは考え直しの時期。売る側もつくる側もプライド持てよ。客に買っていただくんじゃなくて、欲しいっていうから売ってやってるんだ。文句言うヤツには売らなくていいよ。まず客を選べ。嫌な客にははっきりと「オマエには売れない」って言ってやれ。ホントに良いものを売ってるのなら、そろそろはっきりさせたほうがいいんじゃないか。とにかく客を甘やかすな。ま、これはアニヤ・ハインドマーチだけの問題じゃないよな。

http://blog.so-net.ne.jp/hashiba-in-stuttgart/2007-07-15

2001年のマドンナのワールドツアーでは、「みんな愛してる」みたいなショービズの決まり文句は一切なくて、その代わりが「ファック・ユー」。もちろんアンコールもなし。コンサート終了後の長い拍手の末に出て来たのはマドンナ本人ではなく、巨大モニターに映し出されたこのメッセージ。

「彼女は戻ってこない。だからお帰り。出てけって言ってんだよ」。

マイケル・ジャクソン曰く。
「理解できないよ。彼女に何があるっていうのさ。ものすごいダンサーでもないしものすごい歌手でもない。でも、彼女は、自分をどうやって販売するかを知ってるんだ」。

以上、一部「ポストモダンマーケティング」より抜粋。

ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!

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