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赤塚不二夫さん [その他]

赤塚不二夫さんが亡くなったそうだ。ご冥福をお祈り申し上げます。

ぼくは小学3年生の時、小児ぜんそくの治療のために1年間、札幌の大きな病院に入院していた。赤塚不二夫さんはこの頃、ぼくらの病棟に慰問に来てくれたことがあり、病院に付属する学校の講堂に入院中の小学生を集めてマンガの話をしてくれた。ニコニコ笑いながら大きな紙にいろいろな絵をどんどん描き、絵は病気が重い子どもにプレゼントされたはずだ。目の前でおそ松くんやイヤミやニャロメの絵が描かれていく。ノートの片隅に描くニャロメではなくて、ホンモノのニャロメだ。ぼくたちは大喜びだった。質問コーナーで手を挙げて何か尋ねたのだけど、うかつにもすごく興奮していて何を聞いたのかはまったく憶えていない。享年72歳ということは、赤塚さんは当時は30代の半ば。その年齢で、多忙な仕事(本当に忙しかったと思う)の合間を縫ってボランティアで小児病棟を巡っていたのだ。当時の30代は大人だったのだなと思う。

長女の赤塚りえ子さんは現代美術作家で、代官山のギャラリーで作品を見たことがある。展示作品は巨大なカレイドスコープだった。中にはいろいろな日用品やガラクタが入っている。それをぐるぐる回して覗く作品。スゴく面白かった。今はフジオプロの経営者らしい。

西新宿5丁目の駅の近くにある台湾料理店「山珍居」は、日本SF作家クラブ発祥の地でもあるのだが、漫画家の来店も多かったようだ。店内にはいろんな巨匠作家の色紙が飾られている。もちろん赤塚不二夫さんの色紙もある。スタジオゼロもこの店の近所だった。この前、ランチタイムに焼きビーフンを食べに行った時、店内に「赤塚不二夫記念館」のチラシが貼られていた。青梅市にオープンしたらしい。青梅市は昭和の町並みを保存しているのではなかったかな。その一角にあるのだろうか。だとしたら行ってみたい。

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昨日から子猫が遊びに来るようになった。例の茶トラのネコとは直接の親戚関係ではない。けど似てる。耳の形はまったく違うけど。
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