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生活綴方 [生活雑感]

学校の国語の授業の「作文」って今はどうなっているんだろう。
大正から昭和にかけて、生活綴方運動による自由作文で子どもたちが自分たちの暮らしを初めて自覚したように、現代の生活綴方のカタチってあるんじゃないかと思う。「山びこ学校」の山村の子どもたちの作文を通して、日本人は自分たちの“リアル”な暮らしの貧しさと否応無しに向かい合ったけど、今だから、ちゃんと向かい合わなければならない何かがあるような気がする。文章を書くこと、言葉の積み重ねで明解になるモノもあれば、逆に曖昧になるものもあり、実際はいろいろと難しそうだ。でも、この数年で文章を書くスタイルは多様化したし、こうしてWeblogで簡単に公表することもできるようになった。コメント欄を用意すれば感想も読める。うまく運用すれば現代版の「山びこ学校」ができるんじゃないかな。ネットは沸点も発火温度も低めなので、気をつけないといけないことも多いけど。

日本の生活思想史をちゃんと調べたいし、今和次郎の生活学もちゃんと読みたいのだが、忙し過ぎて自分の時間は風呂と寝る時間だけだ。タイムマネジメントがうまくできていないということなのかな。仕事場と家を分けたら、家がぜんぜん散らからなくなった。それはスゴく嬉しい。


Bunkamuraのザ・ミュージアムでやっている「青春のロシアアヴァンギャルド」は、作品数は物足りなかったけど、意外な発見がいろいろあって面白かった。描くことが表現ではなく、生きることそのものだったグルジアの画家ピロスマニの絵画は泣ける。彼とロシアアヴァンギャルとの関係はナゾだけどね。

それにしても、あのザ・ミュージアムの場末っぽいしょぼくれた感じは何とかならないのかな。ミュージアムショップも百貨店の催事会場みたいだった。興ざめです。たまたま「きみの出番だ、同志モーゼル」を読んでいたのはシンクロニシティだな。

そういえば、右のサイドバーにあるUNICLOCKのロケ場所が、槇文彦さんの「東京キリストの教会」から伊東豊雄さんの「多摩美術大学図書館」に変わっていましたね(と思ったら、また「東京キリストの教会」に戻ってます)。昔のバージョンはサイトのアーカイヴで見ることができるはず。






綴り方教授法・綴り方教授に関する教師の修養 (1973年)

綴り方教授法・綴り方教授に関する教師の修養 (1973年)

  • 作者: 芦田 恵之助
  • 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
  • 発売日: 1973
  • メディア: -




きみの出番だ、同志モーゼル―詩人マヤコフスキー変死の謎

きみの出番だ、同志モーゼル―詩人マヤコフスキー変死の謎

  • 作者: ワレンチン スコリャーチン
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 単行本




知らない間に50万PVを超えていました。人気ブログの5日分のPV数ですが、ぼくは3年半の積み重ね。更新はたまにしかないけど、それでもこんなに続くとは思っていませんでした。感無量です。

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