iBook

明け方、短い夢でぼくは岩礁の入り江に建つ謎の日本建築の前に立っていた。夢の中のぼくは、ついにリグリア海まで来てしまったと思っている。なぜリグリア海なのか、まったく不明。目が覚めたら6時。冬のような寒さだ。久しぶりに再会したノラネコが玄関の段ボール箱で寝ていたので、一晩中、外に出られるように玄関ドアを半開きにしていた。だからこんなに寒いんだ。朝、玄関に出るともうネコはいなかったのでドアを閉める。それからお湯を沸かして、日本茶をいれて、本を少し読んでから仕事を始めた。

昨夜、渋谷のApple storeでHD交換を終えたiBookを引き取った。すり減ったキーボードは前のiBookと一緒だけど、過去の記憶はスッキリと消されている。また一からやり直しだな。そういえばiMacと同じ日に買ったMacBookはまだ箱から出していない。PCは3台もいらなかったかも。でも「3台あって良かった」と思う日が来るような気がする。ただし気がするだけ。そして携帯電話をどこかに置き忘れてしまった。たぶん昨日の夕方、目黒雅叙園に忘れたんだ。今日は早朝から原稿を書いていたので、ぜんぜん気がつかなくて、夕方、打ち合わせに出るときに携帯がないことに気がついた。出かける前にiBookがまたもやクラッシュ。OSを再インストールする。半日分の仕事が消えた。おまけにiMacのMighty Mouseが仮死状態に。スクロールボールが反応しない。六本木での打ち合わせが終わってから、携帯を探しに目黒までタクシーで向かう。散々な一日。12月も忙しそうな予感。そろそろ留守番と雑務のバイトを雇わないと仕事が回らなくなるかも知れない。

熊野神社の境内にある絵馬を吊るしている場所に、「目標40キロ台」と書かれた絵馬が下がっていた。スゴい祈願だな。これって紙に書いて自宅のダイニングの壁に貼っておいたほうが、ご利益というか、効果があるんじゃないのと思う。がんばってください。