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Dr.Andrew Weil [買い物/お店]

アンドルー・ワイルって名前を聞いて、懐かしいって思う人は、ぼくと同じくらいの世代だと思うんだけど、最近の人ってワイル博士のこと知ってるのかな。アンドルー・ワイルはオルタナティブ医療の第一人者で薬用植物の世界的権威だ。ハーブが人の心や健康にどんな影響を与えるのか。今では何となく浸透してきた植物のアルカロイドの効用みたいなものや、統合医療を世に広めた研究者として知られている。ニューサイエンスのブームの頃に「ワイル博士のナチュラル・メディスン」という本がベストセラーになったこともある。コノ手の本は宗教系の出版社から発売されることが多くて、ワイル博士の本も仏教系の本を出している春秋社とか、生長の家系出版社の日本教文社から刊行されていた。あとは角川書店。角川もある意味、宗教系と言えないことはない。良い意味でも悪い意味でもニューサイエンスは鷹揚でスキだらけだったからね。今のLOHASなんかにも同じものを感じてしまう。

この前、ガールフレンドと久しぶりに伊勢丹に行った。まずBPQCでKorresの新入荷の製品をチェックして少し買い物して、ジュリークの売り場に立ち寄ってから、メンズ館1階でAroma TherapeuticsとAesopなどの高額商品を素見した。それから本館1階のOriginsのコーナーに雑誌のリサーチのためにPeace of Mindのラインアップをチェックしに行ったんだけど、OriginsといえばDr.Andrew WEIL for Originsのプロダクツが順次発売になっていて、「ああ、アンドルー・ワイルって懐かしいなあ」と思った次第。それにしても、あのワイル博士が、いかに自然派化粧品とはいえ業界大手エスティーローダー系の化粧品の開発に関わるとは、21世紀ってホントに来たんだなと、時代の変化をリアルに体感した気分だ。特設ウェブサイトを見ると満面の笑みだもんな。嬉しそうだ。
http://www.weilfororigins.jp/

伊勢丹のOriginsで接客してくれた女性はスゴイ美人というわけではなく普通のお嬢さんなんだけど、瞳はキラキラで、肌もぴかぴか輝いていて、思わずため息。二人して彼女に目が釘付けになってしまった。肌理が細かいってこういう肌のことなんだろうな、とか、透明感のある肌ってこの人の肌なんだろうなと思ったりしていた。その店員さんがアンドルー・ワイル博士と共同開発したOriginsの新製品がどれほど素晴らしいか、その効用や品質をキラキラした目と鈴のような声で滔々と話してくれて、ガールフレンドは思わずアイ・セラムを買ってしまった。いや、これは買うだろう。ホントに説得力があるよ。彼女がイチオシの化粧水(プランティドート トリートメント ローション)のサンプルもいただいた。「とにかくホントにいいんですっ。びっくりしますよぉ」と、当たり障りのない接客トークですら、何やらうっとり、ありがたい気持ちになる。やっぱり人って重要なんだね。あとはリアリティ。ぼくたちにとっては接客してくれた彼女が、そのままOriginsのクオリティなんだ。ぼくはまだ使ってもいないのに、うっかりDr.Andrew WEIL for Originsのファンになってしまった。

帰宅してから@cosmeの“クチコミ”コメントを読むと、残念ながら、お店の方の話に反してDr.Andrew WEIL for Originsは評価が低いのでちょっと意外な感じがした。とにかく香りが個性的らしい。確かに、成分が冬虫夏草、霊芝のキノコ系エキスにジンジャーやターメリックと聞くと、栄養ドリンクか中国料理店の厨房の匂いが頭に浮かぶよな(実際はそんな香りではありません)。でも効きそうな気がする。むしろ男性受けしそうだな。お店のキラキラしていた人は「男性にもお薦めですよっ」と言っていたので、機会があって気が向いたらボディローションとかボディスクラブとか使ってみようかなと思う。

その後、流れでSHISEIDO MENの売り場も見に行ったんだけど、美の怨念みたいな邪気が渦巻く沼地のような百貨店1階女性化粧品売り場の片隅に、ひっそりと生真面目な男性用化粧品のコーナーを設けても、普通の男はビビって近寄れないだろうなと思った。いや、絶対に無理。売り場の空気がピリピリしているし、緊張するし。高品質で評判のモダンなプロダクツ、SHISEIDO MENには、もっと適当な生息地があるはず。資生堂もこの売り方がベストだと考えていないと思うけど。例えは悪いが、女子大の近くのコンビニの女性誌コーナーの真ん中にぽつんとエロ本が置かれている感じだ。これでは誰も手を伸ばせない。いや、エロ本はないよな。ごめんなさい。まあ、それはさておき、とにかくどのブランドも、カウンターの女性はみんなとても美人だけど、どこかアーティフィシャルな感じがして二次元っぽい。ダリの絵みたいなんだよ。まばたきするだけ“ばしっ”と音がしそうなくらいまつ毛が重そうだし、唇ではメダカが泳げそうだし。超美人というわけではないが、キュートでキラキラしていたOriginsの店員さんの三次元的な魅力にはかなわないなと思った。

アンドルー・ワイルの「ナチュラル・メディスン」を読み返そうと思う。

ワイル博士のナチュラル・メディスン

ワイル博士のナチュラル・メディスン

  • 作者: アンドルー ワイル
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 1993/06
  • メディア: 単行本


ヘルシーエイジング

ヘルシーエイジング

  • 作者: アンドルー ワイル
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本


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