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Everywhere But The Godlessness [美術/音楽/映画]

神が消えた9月。

今年のわが家の超ヘビーローテーション、Everything But The Girlの中でもいちばん好きな「I Don't Want To Talk About It」ってRod Stewartの有名な曲のカバーだった。恥ずかしいことに知りませんでした。一応、ロッドのオリジナルも試聴してみようと思い、iTuneのショップで探してみるけど見つからない。そもそもEBTGが歌っている「I Don't Want To Talk About It」も売っていない。EBTGは2006年にベスト盤がワーナーから出ていているが、日本発売予定はないみたいだし、iTune shopでも取り扱いがない。EBTGってこのまま自然消滅なのかな。「I Don't Want To Talk About It」はベスト盤には入っているらしい。

Platinum Collection

Platinum Collection

  • アーティスト: Everything But the Girl
  • 出版社/メーカー: Warner Platinum
  • 発売日: 2006/07/24
  • メディア: CD



I can tell by your eyes that youve probbly been cryin forever,
And the stars in the sky dont mean nothin to you, theyre a mirror.
I dont want to talk about it, how you broke my heart.
If I stay here just a little bit longer,
If I stay here, wont you listen to my heart, whoa, heart?

If I stand all alone, will the shadow hide the color of my heart;
Blue for the tears, black for the nights fears.
The star in the sky dont mean nothin to you, theyre a mirror.
I dont want to talk about it, how you broke my heart.
If I stay here just a little bit longer,
If I stay here, wont you listen to my heart, whoa, heart?
My heart, whoa, heart.

タイタニックは氷山にぶつかろうとしているのに、船員(新聞とかテレビのことだよ)はデッキのテーブルをどう並べると効率的か、どう配置すれば船長に気に入ってもらえるか、そんなことだけを暢気に考えている。

政治のことはあまり書きたくないんだけど、安倍晋三自民党総裁ってどうなの。
オーストリアのハイダーを思い出すよね。

ハイダー元首相に対してEUは過剰反応し過ぎで、日本の対応(=黙認)は的確だったと、とある評論家(なんだかよく分からない人)が書いていたが、EU内のバランス感覚がオーストリアの極右ナショナリズムを認めなかったのだと思うよ。「EU」には加盟各国からいろんな批判や問題指摘はあるけど、西ヨーロッパの国々は「EU統合」を自ら選択したわけだ。ヨーロッパだからできたなんて思わないでほしい。今の日本が、韓国、台湾、中国、タイ、インドネシア……と同じ経済圏に入り、貨幣を統一して、関税をなくし、パスポートの提示なしで加盟国を行き来できるようになるなんて、考えられないでしょ。西ヨーロッパ各国は20世紀末に一つ一つ粘り強く合意案を決めながらそれを実現したわけ。実現するエネルギーもすごかったと思うけど、その状態を維持するエネルギーも相当なもので、仕組みが安定するまでは、加盟国の中でその逆風となる動向があれば干渉もするだろう。フランスでは自国文化保持のための国家予算はEU以前より増えているというし、国家の輪郭を維持するための努力は行われている。それについて異論を唱える国はないと思う。でも隣接するドイツとは同じ歴史の教科書を使って学んでいる。国家というものの枠組みを何で固めるのか、西欧の国家像の考え方は戦後60年で大きく変わっている。EUは確かに「理想の未来」の一つかも知れないと思う。

安倍総裁は「21世紀の日本の国家像に相応しい新たな憲法の制定に向けて取り組む」と言っているけど、21世紀の日本の国家像って何? そもそも「国家」ってどういう「像」なのか、安倍氏の所見を知りたいところだ。ぼくは頑に新憲法制定を批判はしないが、仮に新憲法を制定するとしたら、多くの人々が讃え尊敬する新しい国家像を具体的に描き、国際的に認められてから、現憲法が果たしてきた意義や意味をちゃんと評価して、それらを新国家像に合わせて発展させるものであってほしい。目的地をちゃんと決めてほしい。目先のことだけで動かないでほしい。元自民党議員の故・渡辺美智雄氏は「占領軍から押し付けられたものだが、長年連れ添っていると良いところも見えてくるものだ」と、憲法について話していた。何だかんだ言って、戦後60年、日本人の暮らしに定着し、今の日本の発展と平和を築き上げたのは現憲法のおかげもあったはずだ。憲法の基本原則「平和主義」「国民主権」「基本的人権」に重要な欠陥があるとは思えない。それらを尊重する国家像こそ、21世紀を迎えた今日でも、人類の理想ではないかと思う。理想を冒涜していはいけない。

それから「戦後レジーム」を変えるというのは、どういうことなのか。まさか「戦前レジーム」に戻すってことじゃないよね。岸信介が乗り移っているんじゃないの(中曽根臭もするよね)。そんな「いたこ」を躍起になって持ち上げる読売新聞と産經新聞は何を画策しているのだろう。雑誌はそれなりに安倍氏の問題ある背景などを採り上げたりしているものの、新聞とテレビはほとんど下僕の広報担当者だ。テレビはもともと見ないが、もう新聞も読まないぞ。安倍氏は自分にマイナスな情報を流すマスコミを恫喝したり訴訟を起こすけど、竹下元首相は訴訟を起こそうとした側近を止めたそうだ。理不尽なこともいろいろ書かれただろうが、言論の自由を甘んじて受け止めていたのだ。この見識の差は何だ。小泉内閣の政策や姿勢、小泉元首相の発言(失言)、失態には、怒りを通り越して日本人であることが恥ずかしくなることが多かった。それ以上に、安倍内閣関連の御神輿ニュースを読んでいると(それを裏読みしていると)一日も早く越境したくなる。この先の選挙結果、沈みゆく船に対して無力なら、船を離れて裏切り者の傍観者になるほうがマシだ。穴ぼこだらけの豪華客船には安倍首相を担ぐ自民党信者と統一教会信者と創価学会員だけが残ればいい。そして沈んでしまえ。日本人が心置きなく暮らせるのは日本列島だけだと、島国意識の記憶回路に「神話」が書き込まれているようだが、実際には人類が暮らしている場所はもっと多様で広大だ。そろそろ日本人は国民国家の民族的純血の神話から自由になっていいんじゃないの。こんな国に税金(その税金で小さい原爆つくりたいみたいだし)を払うくらいなら、自分が税金を払うべき国を見つけたいよ、ホント。21世紀最大の無力感を味わった数日。

「きっこの日記」にもリンクがある今年7月10日の森田実氏のサイトの記事。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02758.HTML

政治評論家の森田氏は反安倍で、どちらかと言うと中国や北朝鮮に対して寛容なほうだし、副島某はトンデモ本でも知られているので、何をどこまで信じてよいかは個々の判断。この記事の「会合」については他にも紹介しているサイトがいくつかある。本当なら恐ろしい。


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ちゅん

こんにちは。
お邪魔します。
ロッド・スチュワートさんの曲、
試聴だけでしたらこちらで出来ますよ^^
http://wmg.jp/artist/rodstewart/WPCR000013010.html
by ちゅん (2006-09-22 13:13) 

hsba

ちゅんさん、どうも、ありがとう。さっそく試聴しました。
日本でのタイトルは「もう話したくない」だったんですね。確かに訳としては間違っていませんけど。ロッド・スチュワートの歌ではサビの、how you broke my heart が、broke so hard に聞こえました。
by hsba (2006-09-24 00:48) 

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