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メトロセクシャル漢字萌え [買い物/お店]

あまりに忙しくてバターになりそうです。
取り急ぎ目の前の緊急の用件を片付けていくだけで、気がつくと1週間が経っていた。終電間際の新宿駅から徒歩で帰宅する。

一昨日、トイレットペーパー、ティッシュペーパーの在庫がいずれも残りわずか一個になり、取材の間隙を縫って、気分転換を兼ね海浜幕張に買い物に行く。「COSTCOホールセール」で日用品、消耗品をどかんと買い付け、BECKのビールを2ダース、ソーセージ、ベーコン、チーズ各種を大量に購入。そのほかネコのゴハン8キロ+缶詰2ダース、ミックスきのこのドライ缶1ダース、業務用インスタント味噌汁一箱……などを買う。大きなカートを押して、会計の後で配送の手配をする。COSTCOで配送をお願いすると、買った品々をちゃんと箱詰めして宅配便で送ってくれる。たぶん担当者が適当な大きさの箱を選んで詰めてくれるのだ。ぼくがCOSTCOで買った最初の商品は「チャームナップさわやかライナー」と書かれた段ボール箱に詰め込まれて届いた。その次の買い物の時はチャームタンポンのでかい箱で、その次はユニ・チャームの介護おむつの箱だった。麻雀ならこれで一役だな。偶然だとは思うけど。「なぜ巨大なタンポンの箱が……。ナプキンを段ボール一箱!? この男はいったい何を買ったんだ?」って、宅配便のドライバーは思ったんじゃないだろうか。今回は何の箱だろうとわくわくしていたのだが、今日届いた荷物はなぜか普通の味噌の箱で梱包されていた。少し前までは生鮮食料品は配送できなかったけど、今はクール宅急便が使えるので大丈夫。あと近所の酒屋からワインが1ダース届く。
9月末に拙宅で宴会をやろうと思っています。そのうちご連絡します。


その翌日、ブラウンの新製品発表会に行く。この発表会は今年、ブラウンが設立したBraun Perfect Balance Man賞の授賞式も兼ねていた。スポーツ界、文化界、ビジネス界の3分野で約2000人が選出したBalance Menを、社内+メトロセクシャル推進委員会編集長が審査して、各分野で一名ずつのBraun Perfect Balance Manが決定。その3人は、千葉ロッテのボビー・バレンタイン監督、作家の石田衣良さん、サイバーエージェント代表の藤田晋社長。バランスねえ……確かに誰もが納得できるラインアップだなと思う。3人とも颯爽としていて、嫌みがなくて、一線級で活躍している人はやっぱり違うね、メトロセクシャル推進委員会っていうのが少し気になったけど、メトロセクシャルって確か、ヘテロセクシャルとメトロポリタンを組み合わせた造語のはず。未だによく分からないのだが、ということはゲイはメトロセクシャルには含まれないということなんだろうか。肝心の「メトロセクシャル」を読んでいないのでよく分からないけど、あらゆる場面でゲイカルチュアが底流する(と思われる)今日の都市文化を、ヘテロの側にぐいっと引き寄せたい、ゲイに対抗意識を燃やすマッチョな男たちの思想なのかなと思っていた。いずれにしても自分はあまり関係のなさそうな言葉だけど。

20年くらい前、「プレッピーオフィシャルハンドブック」という本が出版されて、同じ頃にプレッピー(ファッション)のブームもおこったわけだが、あの「プレッピー……」って本は実は「育ちの良さを売りにしたプレッピーなバカ男」を小バカにしていたパロディ本(間違っていたらごめんなさい)で、日本ではどういうわけかそれを真面目に受け止めて読み込んだ人がいたらしく、原宿でデッキシューズにガムテープを巻いて闊歩している人を見かけたことがあった。この「メトロセクシャル」も、実は「プレッピーオフィシャルハンドブック」と同じような性格の、笑いのネタ本なのではないかと思ったりする。そうじゃないとしても、この本を真に受けて頑張っている人がいたとしたら、ちょっと痛々しい。

メトロセクシャル

メトロセクシャル

  • 作者: マイケル・フロッカー
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2004/07/22
  • メディア: 単行本




Braun Perfect Balance Man賞授賞式のプレゼンテーターの加藤夏希さんは、みんなと同じハイスツールに腰掛けている中で、唯一、足が地面に着いていた(ヒールだったけど)。足が長いね。それに本当にキレイ。まだ21歳だって。風景でも何でも、キレイなものは写真に撮りたいって思うものだが、それはキレイな女性に対しても同じなのかも。携帯のカメラでなんとか加藤夏希を撮ろうと頑張ってしまい、カメラ小僧の気持ちが少し理解できた昼下がり。しかしいつも後横顔だった。ぼくの前の席の新聞社の記者らしき人も、デジカメの望遠レンズを使ってひたすら加藤夏希を撮り続けていた。後ろから見ていると、何を撮っているのか液晶画面が丸見えなんだよ。

 

遊び半分で撮っていて、たまたま加藤夏希の超キレイな写真が撮れただけで、それだけで図らずもアイドルファン道に堕ちる人っているんだろうな。きっかけってそんなものだ。中年男は仕組みが単純だから、気をつけなければ。前に蕎麦屋でお店のテレビを観ていたら、タレントの夏川純がクイズ番組に出演していて、雑誌編集者も半分くらいは読めないんじゃないかと思う難読熟語を、何ごともなくすいすい答えて驚いたことがある。あんな難しい漢字をどこで勉強したんだろう。若いのにスゴイなあ。それだけのことで食べてる途中の蕎麦はどうでもよくなって、目がテレビの夏川純に釘付けにされてしまった。これが「萌え(漢字萌え?)」ってことなのかと、44歳にして不覚にも時代に同調できた気分を味わってしまう。そんな自分がなんだか悲しい。


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コメント 2

Beep

>中年男は仕組みが単純
何故か私的にツボを衝かれました。
隠しようも無く、仕組みが極端に単純です、ボク。
つーか、女には仕組みそのモノが無いんじゃないのか?
とも思いますけどww
by Beep (2006-09-16 07:38) 

hsba

Beepさん、こんにちは。お元気ですか。
男の仕組みが単純なのは世代に関係ないのかも知れませんが、個人的には、ちゃんと学習していなければならないこの歳になっても、学んだことが身に付いていなくて、基本的には高校生の頃から変わっていないのが悲しいところですね。いろいろな積み重ねの、その上から再スタートじゃなく、一度積み重ねたものを(なぜか)崩して、更地から再スタートということも多かったし。世の中が複雑になっているようなので、前に進んでいるつもりで、いろんなところに頭をぶつけてしまいます。
by hsba (2006-09-16 23:37) 

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