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COSTCO [買い物/お店]

風邪が治っていないのに、久しぶりの休みだったので日曜日の午後から無理して出かけてしまった。とりあえず海浜幕張に行き、COSTCOホールセールで買い物をして、帰りに千葉ロッテマリーンズのナイトゲームを観ることにする。京葉線の車内では両隣で親子がしりとりをしていた。しりとりって流行ってるのか? 電車はあまり混んでいなかったのに、海浜幕張の駅に着いてみると、コンコースは親子連れでごったがえしていた。幕張にこんなに人がたくさんいるのを初めて見たぞ。ひと休みしようと思い、冷たい飲み物が飲めるお店を探したけど、どこもかしこも人で溢れていて、花まるうどんやサブウェイにまで行列ができている。この人出はいったい何? 駅前のアウトレットモールを覗いてみると、こちらもまさに芋洗い状態。誰が店員で誰が客なのかも分からない。みんなベビーカーを押して、大きな荷物を抱え、あちこちで衝突事故が起きている。赤ちゃん連れでこの人の多さはちょっと厳しいよな。その一方では傍若無人なちびっ子が暴れ回っていて、暑くて、うるさくて、人ごみの中を走り回ったり、売り物で遊んでたり、もう阿鼻叫喚。DQN若夫婦も多くて、金髪&ちょんまげにされた幼子が不憫だ。あとさ、夏の日向にベビーカー停めて夫婦でタバコ一服は止めとけよ(と思ったけど言えないのだった)。駅前広場で日本猿の曲芸をやっていた。

いつもはスカスカのCOSTCOも、今日は人でいっぱいだったりして。いや、まさか……。なんて思いつつ、店内に入ってみると、普段は3列くらい並んでるカートが、1列しか残っていない。こんなことは初めてだ。売り場に上がると、ああ……やっぱり。午前8時の環状7号線神谷橋並の超渋滞だった。カートには子どもを載せるなって注意書きがあるのに、サルの檻みたいなカートが何台も行き交う。中には成人女性がカートの中で胡座かいて、男に押してもらってたヤツまでいた。これがたぶん日本の民度なんだよな。と小言が多くなったのは歳をとった証拠だ。ぼくの場合、買い物と言っても“楽しいショッピング”ではなくて、トイレットペーパー2ダース、ゴミ袋100枚、ティッシュペーパー20箱、ジップロック、メモパッド、トマト缶2ダース……と日用品ばかり一山買い込んで、自宅まで発送の手配をする。前にも書いた気がするけど、COSTCOから荷物を発送すると、偶然だとは思うが、生理用品や成人用紙おむつの段ボール箱に詰め込まれて届くことが多い。宅配便のドライバーは、中味がぎっしり詰まっているタンポンの段ボール箱を玄関先まで運び、こいつは何を買ったんだ? って思うだろうな。

アメリカのホールセール・クラブのシェアは、COSTCOが業界のトップで、市場の約半分を抑えている。ウォルマート系の会員制ホールセールストアSam's Clubがそれに続き、市場シェアの約4割。この両社は業態はよく似ているけど、賃金体系や福利厚生ではかなり異なる。COSTCOの平均時給が17ドルなのに対し、ウォルマートは10.11ドルでSam's Clubもこれと同等(もしくは以下)と言われている。COSTCOの従業員の82%が健康保険に加入しているが、ウォルマートは50%に満たない。しかもCOSTCO社員の自己負担率は8%なのにウォルマートは33%。年金加入者にCOSTCOは一人年平均1330ドルを負担しているけど、ウォルマートは747ドル。この通りCOSTCOはかなり人件費が高い小売業者なのだが、労働生産性を比較するとなんとSam's Clubの2倍。高賃金と福利厚生で厚遇した結果、COSTCOはアメリカの小売業で最も生産性が高く、従業員のロイヤルティも高い小売業になったわけだ。シュリンケージ(従業員による窃盗)も業界一少ない。人件費カットが好業績につながるとは限らない好例だ。社員の気持ちが荒むような会社はダメなんだな。経営って面白いね(HBR、2006年12月号より)。

COSTCOでは、毎回、あっと驚く商品が売られているんだけど、今回の「あっ」はコレだな。「おー、なかなかいいじゃないか」とか思わず買っちゃう人っているんだろうか。

   

こんなモノでお腹がいっぱいになってしまい、球場のお弁当が食べられなくなった。

千葉マリンスタジアムには聞きしに勝るアツいロッテファンがファンがたくさんいて、外野スタンドは白黒でほぼ満席。ホーム側のライトスタンドはあまりにファン濃度が濃過ぎるので、小心者はレフト側に移動する。しかもレフト側の半分は千葉ロッテのはみ出し応援席だった。ビジターの北海道日本ハムは完全なアウェー。あの「北の国から」のラテンバージョンで応援するんだけど、中塚武の「GIRLS&BOYS」とどっちが先? それにしても、試合の合間に盛大に花火はあがるし、イベントが盛りだくさんで、チアリーダーも元気よく飛び跳ねていたし、ロケット風船は飛ぶわ、タンクを背負ったビール売りのバイトの女の子は各社競い合うようにみんなかわいいし、もちろんライブの野球も面白くて、野球場ってやっぱり娯楽の王様なんじゃないの。千葉ロッテが大人気な理由がよく分かったよ。パリーグの球場には閑古鳥……なんて円熟のフレーズは今日で封印ね。試合は千葉ロッテが逃げ切り、サンデー晋吾=小野投手がヒーローインタビューを受けていた。


外野席は大人1800円。家族で来ること考えると少し高いかなって思うけど、いろんな割引もあるみたいで、スタンドには親子連れも多い。試合が終わった帰り道、父と子が肩を組んで嬉しそうに語り合う後ろ姿を見ると、親子の会話が少ないとか、ふれあいがないとか、そんなのは野球場ではありえないなと思った。球場の外で北海道物産展をやっていて、屋台を覗いてから駅に向かう。駅前の商業ビルの中でいちばん遅くまで営業しているタコス屋に入り、それから上り電車に乗って東京駅に着くともう終電ギリギリだった。こうして久しぶりの休日が終わる。体調がイマイチだったのが残念だ。咳がまだ治まらない。

GIRLS&BOYS

GIRLS&BOYS

  • アーティスト: 中塚武, Takeshi Nakatsuka, hana, 土岐麻子, Eric Leese
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/10/25
  • メディア: CD


「北の国から」の試聴。ナイス!
中塚 武 - GIRLS & BOYS - 北の国から



千葉ロッテマリーンズ変革の300日―プロ野球を変えたキーマンの証言

千葉ロッテマリーンズ変革の300日―プロ野球を変えたキーマンの証言

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: スリーライト
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本


コストコ―会員制ホールセールクラブは、なぜ“高価値商品を低価格で”が可能なのか

コストコ―会員制ホールセールクラブは、なぜ“高価値商品を低価格で”が可能なのか

  • 作者: 佐藤 生美雄
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 単行本


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